丸亀ケン爺 タバコを 吸いながら工場で 酒とバクチは やらずコツコツ 息子に家を建ててやって 孫にはエレドラ買ってやった 丸亀 から高松まで 軽トラ乗ってプカプカプカプカ 早口で 同じこと延々と この小さな世界隈なく もみ消した指で小切手持って 笑顔で百十四寄って帰ります ノンアポで丸亀の工場まで やはりくわえタバコで作業してた 機関銃 分かる話半分 同じこと質問して応戦 思い出話に 時に「はっ!」とする 2階が孫のねぐら、練習場 潰れた 代わりの鋳物屋へ 陽気に見えた社長も訳あり 外人束ねる息子水商売 気がつきゃケン爺一人喋ってた 坂出ラーメン80で大盛りで 餃子までペロっと平らげ パッチン錠 お歳暮、車海老骨付き鳥 丸亀から高松から丸亀 後2年、後2年で引退と 10年言い続けたまま